渡に連れられてやってきたすごいピザ屋さん
渡がバンドの練習だったので、送って行って待ちくたびれた私。待ってる間も飲んでいた...。
地ビールの生。
カリフォルニアにいたら、幸せだなーと思える、オリーブのマリネ。
いやー、美味しい。けど、お腹が減った。練習が終わった渡にお腹が減った、ピザ食べたいといったら、連れてきてくれた。
また飲む母。ここは穴場だわーー。ピザの生地がきちんと手作りで、焼き方がうまい!さらにトッピングの具材が新鮮!素晴らしい。謎なことは、なぜこんな穴場を自閉症の息子が知っているか?ということだわ。
お店は、こちらです。
Campbell Pizza
とにかく思春期の息子に
「かーちゃん、しょうがねーなー。うまいピザ屋連れて行ってあげるよ」
と言われた感じだったけど、むちゃくちゃ美味しかった。侮ってはいけないと思った渡の臭覚。
渡、リサイクルセンターに行き、すごい人たちに会う
渡は、高校生の時にリサイクルということを学び、やっと理解して以来、家での水のペットボトルは、リサイクルに出していました。我が家の近くにはちょっと高級な感じのスーパーがあったので、そこで出していました。おやつ代程度のお金が得られます。そのお店が閉店になりました。なので家に、どんどんたまる水のペットボトル。早く換金したいと言う渡。母は調べて、わりと評判がいい本格的なリサイクルセンターに渡と行ってきました。ペットボトルを8袋のビニールに詰めて、車に乗せて現地に到着。
現地は巨大ゴミ処理場のような感じです。すごいゴミの匂いと、ジュースの糖分が溶けて地面に染み込んでいるので、歩くと靴がネチャッネチャッという感じで地面にひっつきます。けど、そこはオイルも落ちているので、つるつるになっているとところもあり、歩くのも注意せねばなりません。ホームレスと思われる人たちが、たくさんのペットボトルを搬入していたりもします。私は、専門的収集にしているのじゃないか?と思われる人の多さとその場で働く人たちの真剣さと換金する人たちの本気に圧倒されて、入るのをためらってしまった。ところが渡は現地を見るなりどんどん中へ。渡は意外に、安全なところと安全じゃないところなどを見極めるのが上手いので、
「あぁ、一般の人が来てもいいところなんだ」
と理解する私。
けど入ったものの、どこに何をもっていけばいいかがわからない。もともとのリサイクルの意味を理解している渡は、すぐにペットボトルの専門の計量の列に並んだ。本当にここでいいのか?と思ったけど、並んでいる人の手を見とみなさん”人が何人か入っているのでは?”と思われるほど大量のペットボトルが入った袋を持ってるので、正解。すごい長い列だなーと思っていたら、すぐに係の人が、渡のほうをゆびさして、スペイン語で遠くにいる他の人に大声で話しかけている。
あっ...やっぱり入るのには許可証がいったのか?と恐れ多おののく私。ところが、遠くからスパニッシュを話しながら、近寄ってくる人が近寄ってきました。
スペイン語でその人を呼んだおじさんが今度は渡にむかって英語で
お前が持っている袋、やつが数えてくれるから、そっちに持って行って。えらいな。こんなに持ってきて。
と褒めてくれました。まわりを見渡すと、みなさん、すごい量を持ってきていて、さらにトラックやフォークリフトがたくさんがくるくると走り回っています。結構真面目な工場という感じ。小さい家庭用ゴミをもってきているのは、渡だけ。働いてる方達の判断で、渡は障がい者で、落ち着きがないので列を前にしてくださった模様。たしかに、この本気のリサイクルセンターにお母さんと一緒にやってくる成人男性は他にはいません。大きな機械が、渡の持参したペットボトルを数えている間、係の方が、「頑張ったね。たくさん集めたね」と労ってくれています。全然たくさんじゃないのだけど、なんとなく渡が必死で家でためていたことはわかるのでしょう。褒められたら、すぐにご機嫌になる渡。
それから、測った数量を紙に書いてくださって、その紙をキャッシャーへ持って行けとのこと。
紙を持ってキャッシャーに並ぶと、後ろのおじさんが声をかけてきた。
おまえ、ポケットから、イヤフォンが出て床についてるぞ。汚いぞ。こんなところの床にイヤフォンをつけたら...。病気になるぞ!!
ときちんと理由を述べて注意してくださった。渡は理由がわかれば、嬉しいので、
ありがとう。僕、お姉ちゃんのところに行くんだ。
と突然会話し出しました。わけわからん...。おじちゃんも渡の突拍子もない言葉を真剣に聞いてくれて、
あぁ、お前、ペットボトル持ってきて、お金ためて、そのお金でお姉ちゃんに会いに行くのか!
と気がついてくれた。おじちゃん、にっこり笑って。
がんばれよー!!いっぱい持ってきたら、すぐにお姉ちゃんのところに行けるぞ!
と励ましてくれた。渡、大喜び。
Yes!
と答えてました。なんだか、すごい匂いの中での作業でしたが、朝から番までこの中で働いている人もいて、こういう人たちがリサイクルをしっかり守ってゴミを減らしてくれてるんだと思うと私もしっかりゴミの区分をして、ペットボトルは渡とここに持って来ようと決めた日でした。
やっと渡の順番がきて集めたペットボトル代金の$6をもらってご満悦。$6 かー。まだまだお姉ちゃんの家は遠いなー。がんばれ、渡!
アカデミー賞アニメーション部門は、Coco リメンバー・ミーが受賞しました。イチ押しの私はうれしい。
日本では、3月16日封切りのリメンバー・ミー(邦題) Coco(原題)が、受賞しました。
これはすごい!
予告編はこちら。
これは、劇場で見た方がいいです。DVDでみると半減してしまいます。イチ押しだった私は本当にうれしい。今年見るべき映画の一つです。
涙を拭うタオル持参で3月16日は劇場へ向かってくださいませ。
仕事が好きな自閉症の渡
TAXシーズンになり、会計のお手伝いをしている渡は大忙しです。朝6時からおきて、仕事だ!仕事だ!!と大喜び。
朝5時間仕事をして、お昼ご飯を20分ほどですませて、また仕事。作業確認をしている間は、youtubeでもみて遊ぶのかとおもいきや、脳が作動しているらしく、公文ばかりしております。結局、9時間ほぼほぼぶっ通しで、公文と仕事をしていた渡。いやー。仕事が面白いっていいな。羨ましいなーと思った日でした。
男性を泣かせてしまった私
ここのところ、あまりにバタバタでしたが、私は元気に生きていて、先日もお願いされた企業の方達の前で、プレゼンをしてきました。おもにデジタルマーケティグの話などもたのまれたのですが、Voice4uの話などもするので、自閉症の渡の小さかった時の話などもします。そうすると、聴講されていた方が男泣きされました。まだお小さいお子様2人のお父様だそうで、もし我が子が...と思うと涙が出てきたそうです。
そりゃ、そうです。この男性は本当にお子様が可愛くてしょうがないのだと思います。誰だって我が子が障がいがあると言われたら、嬉しい人など一人もいません。けど、生まれてきたからには、子供は育てないといけない。障がいがあるとわかったら、いままで自分の描いていた「大きくなったら、一緒にキャッチボールをする」とか、「酒を酌み交わす」とか、いろいろな夢があるだろうけど、描くのが難しくなります。あきらかに自分とは違う人生を我が子があゆむということで、さらにその道が「茨の道」に見えてしまうからでしょう。
親も大変ですが、子も大変。大忙しの毎日になることは確かです。
だけど、育てて見て思ったのは、「まぁ。悪くない育児だったな」ということ。大変だけど、充実してました。本当に母としては、いろいろ学ばせてもらったし、知らない世界をいっぱい渡を通じて教えてもらいました。
一番大きかったのは、私が渡を育てていなかったら、お友達になれなかったであろうすごい人たちと数えられないくらいお友達になれたこと。
母親なのですが、育ててもらった感じもしますし、渡から与えられたことがあまりに大きくて、感謝しかないですね。
うちの娘ともよく話すのですが、
渡は、渡でよかったよ
とのこと。渡らしく生きているねということです。
まだまだ育児は続きそうですが、こんな感じを思った講演会でした。
お勧めコミックをみつけた。ゲイのカップルのお話です。 #きのう何食べた?
最近、図書館でみつけたコミック。
- 作者: よしながふみ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/07/24
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大変なんだろうし、ものすごく勇気がいることだ....と思うのだけど、「好きな人や大事な人を家に連れて来てくれた。紹介してくれた」っていうのがうれしい母の私としては、いまいちピンとこないのです。人間として生まれたからには、他人をリスペクトできない、大事にできない、人を好きだなーと思えない方が悲しい私にとっては、たぶん我が家に来た人たちの悩みである親への告白の話は、どこまで理解していたかは謎です。
この漫画。コミックなので、誇張もあるんだろうけど、そういうところも記述があって、
「あぁー。こういうことで困っていたんだなぁ。」
ということの一部だけど、理解できて目から鱗。
最終的には、LGBTQなんていう単語がなくなればいいと思っています。誰が誰を好きになろうが、自分がどういう感情をもとうが、成人の大人が対等に恋愛できて幸せになるべきだからです。わざわざその相手がだれか?というので、差別があるというのは、おかしな話。
2巻からは、ここです。
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きのう何食べた? コミック 1-9巻セット (モ-ニングKC)
- 作者: よしながふみ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/08/22
- メディア: コミック
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きのう何食べた?→http://www.moae.jp/comic/nanitabe
ということで、かわいいコミックで楽しかったよ。
自閉症の渡を助けてたら、私が困ってしまった件の続報。さらなる被害に合っている人が...。
きのう自閉症の息子が苦手な下着の買い物を私がネットでしたら、宣伝で常に検索画面の右側や、下に男性のパンツ一枚の股間の写真が出てきて困るという件。詳しくはこちらをクリック→自閉症の渡を助けて私が困ったこと。
この件を超真面目な開発リーダーに話しました。すると開発リーダーがちょっと怒ったような顔に。
「えっ?私、何かしました?なにか悪いこと言いました?もしかして、こんな愚痴を会社で言うのもセクハラ?やっぱりアメリカ厳しいの?」と思ったら、なんと彼も被害に合っていました。彼の被害は、なんと女性下着のビクトリア・シークレットの宣伝が出てくるというもの。1日中検索とかすると、ランダムで出てくるそうだ。
僕、ゆみさんと違って、購入もしていないし、検索もしていないのですが、宣伝で女性の下着姿が出てくるんです。もう、イラっとするんですよ。プレゼンで僕もコンピュータを使いますし、お客様の前で検索もします。こんなの他の人に見られたら、どうしようかと思いますよ。
と随分お怒りの様子。なぜ、女性下着の検索もしていないし購入もしていない独身の開発リーダーのところにビクトリアシークレットの宣伝が出てくるのか?
今、気がつきました!バレンタインデーに向けての宣伝です。こちらは男性から女性にプレゼントするわけで、ちょうど開発リーダーの年齢層をターゲットにプレゼント用の宣伝でした。
いやーこの宣伝、逆に嫌われるじゃないかな?と思いました。
どうしても広告を出したいのだったら、出る時間を夜にするとか、そういうふうにすればいいのに..。
いろいろ下着業界も大変なのね、と思った今日でした。