アメリカのこういうところって、すごいなと思う時

アメリカって「えっーー!」と思うようなシステムがあったり、「まじで?」と思うこともありますが、すごいなと思うこともあります。今回のすごいなと思ったところ。

これは、「投票者情報ガイド」というもので、今回の予備選挙の公式の案内でもあります。これらは、選挙権の登録時に自分の言語を聞かれますので、答えると有権者には、投票用紙とこの冊子が送られてきます。
その冊子は、母国語をリクエストすれば、母国語の物が送られてきます。
我が家は子供が二人なので、日本語と英語の1冊づつをお願いしてみました。日本語は、しっかりとしています。こちらで生活していて、何かのサービスの時に「母国語でどうぞ」みたいに言われることがあるんです。訳がでてきても大抵日本語の説明はおかしい。「どれになさいますか?」の訳が「我、とる。」とかみたいな感じが一例です。

香穂は、高校の時に、オバマ大統領の選挙時に、選挙管理委員のボランティアをやっておりました。このボランティアは、学校を1日休んで行うものなので、成績が悪いとできないものでした。香穂は、二ヶ国語を話せた&成績もそこそこだったので、学校の先生からの推薦をうけて、
「これ、面白そうだ」と思ったので、やったそうです。まぁー、初の黒人大統領がでるか?という歴史に残る選挙だったのでそこで選挙管理委員のボランティアをできるというのもあったと思います。
選挙当日に、疲れ果てて帰ってきた香穂に、

二ヶ国語を話せるって役にたつでしょう?

と聞いたら、

いやー、2ヶ国語位じゃダメだよ。11ヶ国は話せないと。むちゃくちゃいろんな国の人が投票しに来た。スパニッシュはもう当たり前に話せないとダメ。これは友達がカバーしてくれたけど、さらに、中国、ロシア、ドイツ、フランス等々、そりゃーいろんな人がやってきて、みんなそんなに英語ができないんだよね。

と嘆いておりました。ある程度読めるのだけど、聞き取りが難しかったりもするのでしょう。
絵ができる彼女は、ロシアの耳が遠いおばあちゃんの投票の仕方に関する質問に対し、絵を描いて答えてあげて、喜ばれたそう。これがうまくいったのをきっかけに、絵を描いておいてみせるとか、その方法がわりとうまくいったそうだ。
いやーやはり移民の国アメリカは、こういうところは、頑張ってるなーと思います。こういう選挙ガイドがしっかりあるってすごいと思います。日本も気化する人が増えてきてているので、こういうサービスがあってもいい気がします。