悲恋

香穂を迎えにMalibuまできています。
彼女の通うPepperdineは、LAの空港から30分くらい北西にあります。
今日は荷物をまとめるのを手伝い、明日の試験に備えます。明日友達がLAの空港に到着するので、
友達を迎えにいって、それから、大学です。


久しぶりに香穂に会って、いろいろな大学生活の話を聞きました。
劇の打ち上げのパーティの話も結構おもしろく・・。

というのは、4年生の先輩たちのパーティに誘われた香穂は、最初は断ったもののすごくやさしいA先輩に誘われて、断れなくなり参加。先輩は、すごくかっこいい白人で、背もたかく、優しく、香穂が得意のわりとのんびりやさんの人だそうです。
香穂は小さい時からヨーロッパ系のおっとりした友達が多く、えっ?これって恋愛に発展するかも???
と、もりあがる私。

香穂に
「どうだった?打ち上げ?」と聞くと
「先輩のアパートでやったんだけど、私は、未成年で飲めないので、水を飲んでいたんだけど、飲むものがなくなって、A先輩も車を運転するので、飲んでなかったんで、先輩がパーティをぬけて、近くのスーパーまで飲み物を買いにつれて行ってくれた。」
「えっー優しいじゃん!」(ますますもり上がる私)
「そうなんだ。2人きりで行ったんだ。自分もお菓子や飲み物買うから、ついでだし。って言ってさー。けど、本人はお菓子は友達の分を買ってたけど、飲み物買ってなかったの。ただ香穂が遠慮したので、自分も必要だって気を使って言ってたんだ。」
(きゃーすごい!!やさしい。さらにもりあがる私)
「ねぇねぇ、その先輩って香穂とよく話すの?」
「うん。すっごく話す。優しいしね。」
「そうなんだ、彼女いるの?」
「居ないよ!」(すごい!いま空き?もう私の盛り上がりは絶好調)
「ねぇ、コクれば?」
「駄目だよ、絶対無理だよ」
「香穂、あんたは、いつもそうやって、遠慮してチャンスを逃すんだよ。
告白してうまくいかなかったら、それから諦めればいいじゃない?」
「だから無理なんだってば!!」
「どうしてそうやって、すぐに諦めるの!!」(盛り上がってる私は口調は怒り口調になって来ています)


香穂は、ちょっと怒り気味で、
「ねぇ、ちゃんと話聞いてくれる?A先輩は、彼女はいないけど、彼氏はいるの!!女の子には、興味ないの!」

「・・・・・・・」

そりゃ無理だ・・。
なかなか恋愛競争率が高いアメリカの大学生活です。