函館へ

本日付けの日経産業新聞の9ページ。
「ヒット案内人」Voice4uと私が写真入りで掲載されております。
興味のある方は、どうぞご覧くださいませ。


さて、朝、私は2時起き。渡は5時起き。香穂は5時半起きと、すっかり時差の私たち。用意をして、さて函館へ。朝8時半の電車に乗りました。満席の車内の指定席は、私と香穂と渡がバラバラという配置でしたが、スーツ姿の男性が香穂に席を譲ってくださり、香穂と渡は並んで座れることに。ほっとしました。

朝から優しく接していただいた男性の方のおかげで、一日ご機嫌になりそうなスタートです。
ありがたい限りです。



札幌から3時間半電車にのって函館に到着しますが、海沿いのこの線は、非常に綺麗な景色です。昔から一度乗ってみたかった函館本線です。

さらに、大沼公園あたりは、すばらしかった。夢がかなって満足の私。


12時に函館に到着し、重い荷物を持って、予約していた東横インへ。
受付で鞄を預かってほしいと申し出ると、なんと予約が入っていませんでした。
「やってしもた・・!!」
状態の私・・。


思い出しました。
函館の東横インは、トリプルの部屋がなく、子どもたちと私が別々の部屋になってしまうので、せっかくみんなで旅行してるのに・・と思ったので、予約をどうするか?ずっと迷っていたのですが、あまりに考えすぎたため、予約したと思い込んでいたのです。



東横インの方は
「空き部屋はありますが、喫煙部屋。」
といわれてしまい重度喘息の渡には、土台無理話なので、ホテルを変えることに・・。予約なしでも旅行はアメリカでも慣れていますので、しょがないなーと思いながら、泊まるところを決めねばなりません。



とりあえず、2泊の予定だったので、1泊を禁煙部屋が空いていた東横インのもう一軒あるほうにし、あと残りの一泊をタクシーのおじさんから聞いていたところに空きがあるか聞くことにしました。おじさんいわく、
湯の川温泉で安くとまれるのは、グランドホテルだけ。」
というので、そこにすることに。
渡も
「Outside Spa」(外にある、お風呂。よーするに彼が言いたいのは、露天風呂。)
というので、このほうがいいかな?と思い。問い合わせると空きがあったので、明日はグランドホテルになりました。
お値段も安い!


和室があるというので、うれしい限りです。久しぶりに布団で眠れます。これは嬉しいです。


さて、泊まる場所も決まり、回転寿司を食べにいったのですが、渡は生ものが駄目なので、いつもは御うどんを頂きます。ところが、そこの回転寿司は、うどんがなかった。


お寿司屋さんから見える景色はこんなに綺麗なのに、うどんがない。

しょーがないので、ポテトや唐揚げで、なんとかしのいだ渡。

日本にきてから、渡はあまり食欲がなく、痩せてきましたが、私と香穂は、いつ食べるのを辞めればいいのだろうか?と思うくらい食べています。渡は日本でやせたものの、私と香穂はころころと太り始めました。


寿司屋さんの前でタクシーを拾い、どうしても行きたかった函館ハリスト正教会へお願いしました
そこで渡の強迫観念がはじまり・・。
"Tustayaは?Book offは?”
と何度もお経のように繰り返し唱えます。
「函館にいったら、行ける。」
と言っていた私。実は、どこにあるのか私は知らない。渡も
「どうもママは口先だけじゃないのか?」
という疑いを抱いたようでした。


そうするとタクシーの運転手さんが事情を聞いてくださり、
「待ち時間のお金はとらないから、定額にして、教会、Tsutaya,Book off,をまわりましょうか?この3軒は函館の中でも三角形を描けるような立地で、交通の弁もよくありません。一軒一軒まわってタクシーを拾うとなると大変です。僕が外で待って、一軒一軒まわってゆくのはどうでしょうか?」
と提案してくださいました。


中古ゲームを買ったり、CDを借りたい香穂は、もう目がらんらんと輝き始めました。渡も意味がわかり、大喜び。
タクシーの方もとても優しく話す人で、渡も一安心です。

「ぜひに。」
とお願いして、この3箇所を回っていただくことにしました。


さて、最初にハリスト正教会です。私は、ここの司祭になった山本琢磨に非常に興味があったので、函館に来たようなものです。彼の数奇な運命には、いろいろ思うところもある私。思っていないところにたどり着くということは、時代が違ってもあるものです。私もアメリカで生活するなんて、人生の計画の中には、みじんもありませんでした。

歴史ある小さな教会をみてなんだか気持ちがしーんと落ち着く感じになってきました。渡も教会は大好き。彼の場合は、あの静けさが好きなのでしょう。聴覚過敏ですし・・。

近くにあるもう一件のカトリック元町教会も見て、さて、Tsutayaへ。

タクシーのおじさんとも話があい、渡も向うところがわかっているので、ご機嫌な車内です。
Tsutayaでは渡の大好きなDVDが4枚もあり、大興奮。
次の目的地のBook Offに向う車の中でも鼻歌まじりで、タクシーの運転手さんもニコニコとされておられました。通る道々でいろいろガイドもしてくださり、函館を詳しく説明してくださいました。

次のBook offでは、渡はお気に入りの本をみつけ、香穂もほしかったゲームが見つかり、もう2人ともご機嫌です。

おじさんには、元町まで送っていただき、3人でお礼を伝えて御別れしました。なんか、実家の父に運転してもらって方々見て回った気もするようなタクシーでの町の散策でした。けど、タクシーの運転手さんも、観光案内を毎日のようになさってるのだろうけど、ツタヤとブックオフなんていうのは初めてだったんじゃないかな?と思います。

元町では、ショッピングです。といっても買うものもあまりなく、散策しているだけですが、アンパンマンの置物があり。渡は興奮しておりました・
"Anpanman Statue!!"(アンパンマン銅像!!)
と興奮し、撮影してくれというので、撮影。

銅像なんて言われちゃうとなんだか、アンパンマンがすごい人になった気もします。(ある意味すごいんですが)

元町散策を終えて、明日は、五稜郭湯の川温泉です。
いい出会いもあって、朝から思った通りのいい一日でした。
あー楽しかった。