カナダのビクトリアへ

kuboyumi2005-08-17

さて、ホテルから、30kmほど走りビクトリアへ。そうそう、この旅行中も携帯電話がなりました。弁護士さんからです。8月25日から学区の運営するクラスが始まるので、それまでにMeetingをしたいとのこと。私が渡に適切だと思っているクラスは、シンシア先生がいる、カウンティが運営するクラスです。そんな・・。今から帰ってミィーティングはできないので、旅行中だということを告げました。シアトルまでも追っかけてくる、渡の件。なかなか、大変です。
障害児を育てるのには、すぐに気分を転換をできることが、必要なアメリカ。
楽しい旅行中なので、気を取り直して・・。
フェリーに乗り込む準備です。渡は、フェリーをとても楽しみにしていたので、もう朝からウキウキです。朝7時前から、起きて(フェリーに乗るのは14時)自分で決めた公文をやって朝から部屋の中でダンスです。(公文は、1年以上前から通っていますが、先生と渡が、話し合いながら、
自分の一日にやる量を決めます。けど、話が成立しない場合は、先生が、掛かった時間などをみて、進めてくれます)まっ、これだけ船を喜ばれると、カナダに行くのもこちらのほうが嬉しくなってしまいます。乗る前には、再度、乗船のルールを言ってもらいます。

1.叫ばない。泣かない。ふざけない。
2.船から乗り出さない。走らない。
3.ママが終わりといったら、終わり。

渡は、きちんとルールを言っていざ乗船。彼は、ほとんどの時間を甲板で過ごします。
途中、2つの島に泊まるので、3時間の乗船ですが、最後までいい子で過ごしました。小さい時に船に乗ったときは、もう落ち着きがなくて、大変でしたが、ディズニーランドのマークテゥェイン号などで、何度ものってルールを教えてた甲斐ありでした。自閉症は、ルールを理解するまでが大変ですが、一度、理由を納得して、理解してくれれば、きちんとフォローしてくれます。
カナダにつくと、税関が待っています。車に乗ったまま税関審査を受けます。英語が苦手な私。
まずは、二人の子供を連れているため、誘拐を疑われます。離婚大国のアメリカは、調停中、裁判中に許可なく子供を連れて、国外にでてしまう人がいるためです。
「お父さんは、この旅行のことを知ってる?」などなど聞かれて、最後に
「武器などはもってない?」という質問がわからなかった私。
"Fine thak you!"
と答えてしまい、香穂が後ろから
「ゆみちゃん、武器を持ってるって聞かれてるよ!」という声に
「もってない、もってない!」と慌てて答える私。税関の人は、笑って、
「行っていいわよ。」
無罪放免で、税関を通過です。船着場から、ビクトリアにゆきます。
町を散々あるいて、おみやげ物やさんの売り場の女の人に
「お勧めのレストラン」を聞いてみました。
近くのイタリアレストランをすすめてもらったので、そこへ。
渡には、レストランに行く前にまた、お約束の繰り返しです。
叫ばない、泣かない、ママのそばにいる。
復唱して、いざレストランへ・・。渡は、目が点。それもそのはず。ここはフランス系の人が多いらしく、ウエイトレスは、みんな美人。お客さんも太っている人がいない。まずは、ウエイトレスさんに握手を要求する渡。席についても周りは美女ばっか・・美女がなによりも好きな渡は、もう目が泳ぎまくり、
私に
「声かけない、触らない。」と注意されても目はキョロキョロ。
落ち着きがない。ビクトリアは渡にとっては、パラダイスかも・・。
明日は、ナナイモのほうに向かいます。