渡は、美人が大好きです。美人をみるとすぐにナンパします。
ところが、友達に
「渡君が、ナンパするのは、わかったけれど、渡君が、告白された場合は、彼は、どうするのだろう?」と聞かれました。たしかに、長い人生、渡が告白される、ということもあるかもしれない。私は、渡にそのときのことを教えようと思いました。
「渡、あのさぁ。渡が、好きな人から、”I love you.”って言われたら、
“I love you too.”って答えるんだよ。」
「・・・・」渡、反応なし。
「だからさ、渡が好きだと思っている人から"I love you”といわれる場合もあるかもしれないんだよ。そうしたらさ。”I love you too.”って言うと、思いが伝わるよ。
“I love you too”って、言ってごらん。」
「・・・・」
「わかんないかなぁ・・だからさ。ママは、渡のことが好きじゃない?渡もママのことが好きでしょう?だから、他のママもそうだけど、ママが、”I love you “って言えば、子供は、”I love you too”って答えるんだよ。他の子供もよくやってるの、見たことあるでしょう?」
「・・・」かたくなに言わない渡。
「じゃ、練習ね。”Ilove you ,Wata”」
無言の渡。突然、私の首根っこを捕まえた。で、何をしたかというと、私のホッペにキスしてきました。
たしかに・・このほうが、”I love you.”より、はるかに気持ちが伝わるね。
渡、1本!
お見事でございました。