交通違反で裁判っていったいどういうこと?〜Part 2〜

アメリカ カリフォルニアの裁判所で働く人に直撃インタビュー〜 きのうに引き続き
裁判所で働く人に直接質問してみました。

Q:日本語のトラフィックスクールってあるんですか?
A:残念ながら日本語のトラフィックスクールは、LAにしかありません。

Q:出廷して、たった2言「罪を認めます」「トラフィックスクールに行きます」と答えるだけで、減額されるのは、なんかヘンな感じなんですが?
A:これは、一種の司法取引です。裁判を続けたときの費用が不要に
なるのが裁判所側のメリットなのです。

Q:では、減額っていくらでもしてくれますか?
A:罪を認めると罰金は減額される場合がほとんどですが、最低金額が決まっているので、それ以下にはならない。

Q:通訳さんについて聞きたいのですが、英語がちょっとできる人は、つけないほうがいいの?
A:できる限り、通訳はつけてください。曖昧な返事をして、不利な状況に追い込まれないように。

Q:通訳さんって予約を取れば、必ず予約の時間に必ず来てくれるの?
A:通訳は、刑事裁判、交通裁判では、つけることができますが、small claimなど民事裁判では、つけることはできません。交通裁判は、裁判の中では、重要度が低いため、もっと重大な事件があったら、通訳は、そちらに借り出されることがあり、そうなると予約がキャンセルされることもあります。再度予約を取ってください。

Q:アメリカなのに、どうして、違う言語の通訳さんを無料でつけられるのでしょうか?
A:裁判の公正性を保つため、被告には何の疑いをかけられているか知る権利がある、という基本的な考えに基づいて、リクエストがあれば、国費で通訳者をつけてくれるというのは、数十年前に議会で可決された。


以上が突撃インタビューの質問と答えです。裁判官に聞いたわけではないので、確実に正確というわけではありません。なので、参考程度にしてください。