鬼の霍乱

香穂が熱を出しました。40度近くあります。こんなに熱を出すのは、小さいとき以降で、つい、昔を思い出してしまいました。
香穂は昔から、とても元気な子供です。幼稚園の時に、サマースクール先へお迎えにいったら、吐いていたので、ストマックフル(胃にくる風邪)だろうと言われて、病院に連れて行こうと思ったのですが、時間が夕方の5時を過ぎていて、病院は閉まっている。熱も高くないし、明日にしようとおもって、次の日の朝、主治医の先生の所に電話しました。世間では、やはり、ストマックフルが流行っていて、午前中の予約は満員だと言われ、午後の3時の予約が取れました。けど、朝から元気な香穂。ご飯を食べたいというけど、まさか食べさせるわけには、いかないし・・。やっとお昼がすぎ、3時にお医者さんに行って、見ていただきました。香穂は寝転がるように指示され、そして先生は、香穂のお腹を押さえながら、
「ストマックフル・・・・・・・・・・・でしたね・・。」
と一言。24時間で治った香穂。恐ろしい。もっと早く連れて行けばよかった。と、とても恥ずかしかった。
なので、数週間後に香穂がまた吐いたときは、あわてて電話して、
「すみません。香穂が吐いているので、予約お願いします!」
と言って慌てて連れてゆきました。
先生に
「前回は、治ってしまっていたので、今回は、症状があるうちに連れてきました!」
とお話しました。先生は、前回と同じく、香穂を寝転がらせて、おなかを押さえて、
「食べ過ぎ・・・・ですね・・。香穂ちゃん、お昼、何たべたの?」
「あのね、みんなが食べなくて残っていたので、ラージサイズのピザ一枚食べました。」
「・・・・・。それは、ちょっと食べ過ぎかなぁ。」
と先生のお言葉
ちょっとじゃなくて、明らかに食べすぎだよっっっっ!あぁ。穴があったら、入りたかった。
その元気な香穂が風邪で何も食べれないと言います。私は16年間彼女を育ててて、
初めて彼女の口から
「何も食べれない。」
という言葉を聞きました。どんなにしんどくても
「○○なら食べれるかな・・」という香穂。
渡もどうも香穂の元気のなさに、気がついていて、いつものように、絡んだりしません。
一緒に遊べないので、渡もなんとなく、不機嫌です。二人が遊ばないので、静かな一日の我が家でした。