〜アメリカの高校1〜

香穂の高校の話をシリーズで。
香穂は今年から、高校3年生です。このあたりの高校では、
学年は、小学1年生を1と数えて、高校まで通しで数えます。

高校1年生  Freshman(9年生)
高校2年生  Sophomore(10年生)
高校3年生  Junior  (11年生)
高校4年生  Senior (12年生)

と呼びます。
香穂は、11年生で、現在取ってる教科は、7教科です。
高校1年2年でも学年が一緒だったら、同じクラスに入れるか?というと、そうではなく、
数学一つをとっても、微分積分クラス、代数のクラス等々細かく分かれています。どれを取るか?を決めたら、クラスは、3種類あります。たとえば、代数のクラスを取ると香穂が決めたら、代数のクラスは、

1.普通の代数のクラス
2.Hornorの代数のクラス(高校1年から4年生がとれる)
3.APの代数ノクラス(高校3年4年で取れる)

で、自分の成績を鑑みながら取るクラスを決めます。この3つのコースの違いは、

1.普通の代数のクラス
2.上級の代数のクラス
3.大学レベルの代数のクラス

になります。香穂は、最初、Hornorのクラスと、APのクラスを2個取ろうと思っていたようですが、これを通すためには、

1.他の優先的に自分が取りたい単位や、とらないといけないものと重なってないこと
2.クラスが満杯でないこと
3.上級、大学レベルのクラスは、昨年度の成績が、最低条件を満たしていること

等々の条件があります。
クラスがいっぱいだったりしたりしても、なおかつ自分の希望を通す場合は、交渉能力のある強い子供は、わりと通りますが、そうでなく、内気で、希望をいえない場合は、自分の希望がほとんど通らないケースがあり、将棋のコマのようにテキトーだな、と思われるような、クラスに配分されることがあります。なので、親も、卒業に必要な科目をしっかり知り、(親もこの履修で納得しましたという書類にサインをさせられます)
UC(カリフォルニア州立大学)を受ける場合は、その学校がリクエストしている科目を知って、習得しないといけません。
しくじると、平気で、4年生のときに「あっ、成績は、満点だけど、あんた、単位が1個足りないから、卒業できないわよ」
と簡単に言いのけられることがあり、単位を取る場合は、注意が必要です。
なので、私の場合は、進路カウンセラーの先生をつけて、香穂と取るコースを決めてもらっています。この進路カウンセラーの先生をプライベートでつけて、みてもらっていますが、この先生、最高です。日本語も英語も両語OKですし、子供の進路を子供相手にゆっくり子供の心の中、進路の希望を聞いてくださいます。
子供の希望にかかわらず、どこでもいいので、レベルの高い大学にねじ込みたいという家庭の方には、むかない先生だと思います。
このカウンセラーの方が合うのは、子供の意見を聞き、子供に合った大学を選んだり、コースを選んだりしたいご家庭の方には、最高です。お得意のカウンセラーです。私は、このカウンセラーの方に香穂をつけてから、
「勉強しなさい!」と怒るということは、まったくなくなりました。自分で進路を納得しているので、いちいち、こちらが指示する必要がないからです。