楽天御取り寄せ生活

最近、楽天で、「[海外・御取り寄せ生活」というのが始まったということを聞きました。
楽天で販売されているものが、アメリカで取り寄せできる。とのこと。
これは素晴らしい。

実は、ずっと欲しいものがあったのです。それは・・

"日本の色鉛筆"

カリフォルニアに住み、子育てをする皆さんは、たぶんご存知でしょうが、実はアメリカの学校の宿題は、
「これでもか!」
というくらい
「塗り絵」
が多いんです。
うちの渡もご多分にもれず、塗り絵系の宿題が多い。香穂においては高校に入っても、デッサンのような宿題もあり、
色鉛筆は手放せませんでした。

渡の場合は、小学校の時の使い方としては、たとえば、全米の州で、カリフォルニアを緑。コネチカットを赤・・・で塗りなさいというようなものから、分数の足し算グラフまで。本当によく家でも色鉛筆を使いますし、学校でもよく使います。
今は、数学の方程式まで色鉛筆で、ポイントを書いたりします。


こんな渡も昔は塗り絵が嫌いだったのです。

その当時、香穂に
「どうしてかなー。塗り絵が嫌いなんだよ。」
と言ったら、アーティスト系の彼女の一言はズバリでした。
「だって、それアメリカ製の色鉛筆を使ってるからだよ。アメリカ製の色えんぴつは、ひっかかってスムーズじゃない上に、気持ち悪い感触が伝わるんだ。なめらかじゃない。そんな物で色塗りしたい子供はいないよ。香穂も大嫌いだった。日本の色鉛筆を一度でも使ったことがあったら、アメリカのは嫌だよ。」
たしかに・・。
彼女はいまでこそ絵ばかりかいているけど、書き始めたのは、日本の色鉛筆を与えてからでした。


渡は、過去にも色鉛筆の塗り絵で事件を起こしています。(←10年前の記事で古いですが)
苦手な色鉛筆で、塗り絵を完成したにも関わらず、お友達のと入れ違ってしまった。
渡は怒り心頭で、その塗り絵を取り返そうとしたのだけど、お友達は、渡が自分の塗り絵を取ろうとしてると思って、
渡に返してくれませんでした。お話が苦手な渡は
「返してほしい、それは僕のだ」と言うことができず、力づくで取り戻そうとしてクラスみんなを教室の隅に避難させるというような事件をおこしました。

これも小さいときからもっとスムーズにぬれる色えんぴつを与えていれば、渡はそこまで怒らなかったと思う。
(元来、人にものを取られても”ふ〜〜〜ん・・・。”程度の渡です)


香穂には、昔、
「あのさ。自閉症だから、すぐに壊すからといって、いつも安いものばっか与えててもだめだよ。自分でぬってごらんよ。すっごい感触違うから。でね。宿題をしてほしいのは親であって、渡はこの色エンピツだと宿題はしたくないよ。」
と言われて、私自身も日本の色鉛筆とアメリカの色えんぴつの両方で塗り比べてみると・・・・。


まー、感触の違うこと、違うこと。


感触が鈍いと言われる私でも固くて、かさかさで気持ち悪い。
センサリーが敏感な自閉症の渡だったら飛び上がるくらい嫌でしょう。
なので日本の色鉛筆は我が家では必需です。


今回、楽天御取り寄せ生活でお願いしたのは、
”名前入り”
です。これなら、お友達といれかわることもありません。

以前学校で、お友達のアメリカ製のと数本が入れ替わっていました。たぶん、クラス内に渡と同じように感触に敏感なお子さんがいて、自分のものと交換してしまったようです。
それを言っても誰のかもわからないので、
「名前入りがあればなー。鉛筆をナイフで削って名前いれると渡はいやがるし・・。シールではるとはがすし」
と思っていたら、名前入り!ありました。さすが日本です。

ここがサイトです。

色鉛筆の表紙も渡としては、綺麗どころのプリンセスがいっぱい描いてあるものが欲しかったようですが、さすがに
「これは恥ずかしいよ」
というみんなの意見に勝てず・・。ミッキーマウスを選びました。

さて新しい色えんぴつが届いた渡。名前入りを見て、もう大満足。
来るお客さん、お客さんに色鉛筆の自慢です。

もう
「宿題したの?」
という必要はありません。
学校の先生にも
「色鉛筆の新しいのが日本から到着しました。」
とお知らせしたら、色塗りが重点的にやってきました。
大喜びの渡、よかったね。
楽天さん、ありがとう。


宿題でお困りのお母さん、お父さん。色鉛筆を日本製の名前入りに代えてみるといいかも。
「いいなー。」と子供に言って盛り上げてみてください。お父さんも欲しいなーとか言ってみて・・。
宿題を進んでやり始めるかもしれません。

ちなみに我が家は英語の動詞は緑、形容詞はピンクで先を引く。というように色分けで教えましたし、日本語に至っては、主語は青、述語は黄色というように色分けもしました。これは、わかりやすいようでした。