カリフォルニアの農業地帯〜カリフォルニアの恩恵〜

カリフォルニアの農業が主体の街、ワトソンビルにいってきました。我が家から車で1時間弱走るだけで、農業地帯になります。
これらの農業地帯は、メキシコからの移民の人たちが農業に従事しているので、街のあちこちの看板などはスペイン語になってきます。人種的にはヒスパニック(メキシコ人)と言われる彼らは、この街に77.8%います。メキシコからの移民を認めなければ、このカリフォルニアの豊かな農業は真っ先に滅びる事になります。

私はサンフランシスコへ遊びにいくより、このような自然の風景を見る方が好き。地平線が見えそうな広い土地に、たわわに実る農作物を見ていると、とても気持ちが落ち着きます。

「今日はお休みだから、サンフランシスコに遊びに行きたいか?農業地域に行きたいか?」
と聞かれたら迷わず農業地帯です。たとえデートであっても場所は畑の方が好きかも(笑)

先ずはこの近辺でしか購入できない驚くようなアップルパイを購入。

ここは、リンゴ農家なのでもうこれ以上は入らない。あと1切れでも多く入れたら、リンゴ一切れは落ちます。という限界までりんごをパイ土台の中上に盛り上げて入れて、上からパイの生地でカバーします。それから大きなオーブンに入れて焼くのでこのような背丈の高いアップルパイができます。それを購入。

次は地平線が見えそうな畑を抜けて八百屋へ。
私が行く八百屋さんは、ハネものを売っています。野菜のアウトレットセンターですね。形が悪かったり小粒だったりしたものを、取れたてだけど商売にならないのでここで売る訳です。人参が1kg弱で、50円くらいだったりします。フト店の外を見ると、えっ・・。野放しでいいの?と思う彼らが・・。

すごく自然なあたりまえの感じがするのは私だけだろう?
グレープフルーツも巨大なものが・・。これは日本円で20円くらいですね。350ccのコーラが小さくみえるグレープフルーツっていったい・・。

お店には、ヒスパニックの人たち用の飲み物が多いので、見た事ないような飲み物も売っています。

とりあえず下記のほうを購入。

会社で冷やして飲んでみましたが、昔、駄菓子屋に売っていたリンゴ風味の炭酸飲料とでもいいましょうか?
そんな感じです。

大量の野菜を買ったら、お店のおやっさんが、私が地元の人じゃないことをわかってるので、
「おっ!あんた。わざわざ買いに来たの?ナスも食べる?」
って聞くので、
「食べる!食べる!!大好きだよ。」と言ったら、大きな米ナスを3個も無料でくれた。たぶん、10人分くらいの炒め物ができると思う・・。
すごいお店だ。

さてさて野菜は買い占めた(笑)ので、次は卵かけご飯の準備です。土鍋で炊いた自然の甘みのあるご飯に産みたての卵をかけて食べたい。なんて贅沢なんだろう。昔、九州の阿蘇の民宿に泊まった時にそこの子どもが、朝おきて、私の為に自分の庭で飼ってる鶏の攻撃を避けながら、卵を取って来てくれて出してくれたのが、忘れられない私。死ぬほどおいしかった。

この農家地帯から北にいくと卵屋さんがあるのです。檻にいれずに鶏を飼ってる卵屋さん。
「今日はオーガニックの小さめ卵が安いよ。」
と言われた。
これ、普通の大きいもの(アメリカは卵もエキストラ・ラージ、日本でいうLLサイズが、日本の卵よりはるかに大きい。)1ダースで買うと7ドル。ところが小振りになると、これだけで2ドルです。卵かけご飯には、最高の大きさです。

新鮮なお野菜に、おいしいパイ。手に入りにくい卵を食べて、カリフォルニアの恩恵を受けた私。さて明日も元気に働けます!