メルマガ始めます
メルマガ 「久保由美のシリコンバレーで自閉症児を育てる」 を始めます。本日、「まぐまぐ」から創刊号を出します。1ヶ月3回発行の予定です。お申し込みはこちらをクリックしてください。
「久保由美のシリコンバレーで自閉症児を育てる」
サンプルは下記です。
始めようと思ったきっかけは、Tech Mom from Silicon Valleyの海部美知さんと
「もっと、発達障害や学習障害についての媒体をつくりたいねー。」
と話しておりました。そんな時にまぐまぐの方から話がありました。
とりあえず海部さんは私は健常とのボーダーラインの「育てにくい子」が基本的なテーマで、私は重度の自閉症です。
海部さんのメルマガのお申し込みはこちら:
「海部美知のTech Mom from Silicon Valley 生活編」
私自身、ブログには、いろいろあげております。多くの人に
「どういう補助があれば自閉症の息子はうまくいくのか?」
「どうやって生活してるのか?」
「自閉症ってどこまで大変なの?」
「こうやってサービス貰いました」
なんていうことを正直にブログにあげていればいいと思っておりました。いくら書いてもどうせ日本語だからアメリカ人には解らない。と高を括っていたのですが、IEP(個別指導計画)などでの息子の教育サービスを決める時に出席するIEPメンバーの郡の人たちが私のブログをGoogle 翻訳にかけて読んでいる事が判明。どうも障がい児の親達がどうやって教育サービスの交渉してくるか?の探りを入れる教材になっていたようです。対立関係になってしまう事もある郡の人たちに手の内を見せているようなものなので、
「こうやって交渉したらいいよ。」
とか、息子の事に関してもなかなか本音の部分というのを書くときに気合いがいるようになってきました。
私の場合、重度自閉症の診断を受けた息子がどうやって現在の大学に通うまでになったのか?どういうサービスを貰ったのか?や、会社の事などもガンガン書きたかったのです。
そんな時に、まぐまぐの会社の方達がシリコンバレーにやってきてくださり、いろいろとMLの利点なども話して頂きました。本当に必要な情報を必要な人に届けるのにもいい媒体という話になりました。今後は海部さんとの共同記事も考えていきたいと思っています。
まぁ、私は重度でいまだにいろいろと手がかかる息子を育てながらのメルマガ発行ですので、気合いを入れすぎて、書くのが息苦しくならないように、ゆるめにけど、本音はばしばしと書いていくつもりでおります。
とりあえず半年くらいがんばってみようと海部美知さんも心の中で思っているそうですので、私も右に同じでまずは半年がんばります。メルマガでの売り上げの一部は、アメリカでも大規模な障がい児のリソース団体PHPに寄付するつもりでおります。こにはアメリカでは珍しくこのNPOの中に「日本人のサポートグループ」がありますし。まぁ、寄付にするためには、まとまったお金にしないといけないので、今のところ年に1度まとまったら寄付を考えますねー。
下記がサンプル号です。
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久保由美のシリコンバレーで自閉症児を育てる
サンプル号
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皆さん、こんにちは。自閉症児 渡の宝箱」の久保由美です。
シリコンバレーで起業し、自閉症などの障害や脳梗塞などでお話が苦手な人の
会話支援アプリ「Voice4u」を作り出しました。
http://voice4uaac.com/jp
今回、まぐまぐでメールマガジンを発行する事になりました。自閉症の渡の宝
箱も長年書いてきましたが、ブログには起業のことなどは書いておりません。
これは、情報量が多すぎる。そんなところへまぐまぐから「メルマガにしませ
んか?」とお話がありました。
いろいろお話をしていると、メルマガは必要な情報を必要な人に届けるのに適
した手段というので、これはいいと思い一念発起して発行することにしました。
現在私は、このメールマガジンの最初のページを自閉症の息子が通う大学のカ
フェ(学食)で書いています。大学のカフェは多分この国でも共通する様に、
多くの大学生が宿題をしたり、雑談をしていてとても賑やかです。
こんな私が我が子の発達がおかしいと医者の扉を叩いたのは1歳半の時。面談
の予約がなかなか取れず、やっと小児脳神経科医に会えて、ほぼ自閉症で間違
いないだろうという診断を受けました。その医師からは
「1歳で診断が下るということは、どういうことかわかりますか?」
と言われました。その口からこぼれ落ちてくる言葉は私を奈落に突き落とすよ
うな言葉でした。それは、
「重度の自閉症にほぼ間違いないです。一生言葉が話せない確率が非常に高い。
覚悟して育ててください。今後詳しく調べましょう。」
と言われました。
そんな息子も18歳になり、現在は大学に通い、友達と映画に行ったりディズニ
ーランドへの旅行に行く計画を立てたりと、宿題に追われながらも大学生活を
満喫しています。