学区の公聴会

きのうの続きです。
私たちは、モーランド学区という非常に小さい学区に住んでいます。
この学区の公聴会の司会者は、Countyの方でした。親御さんたちが、学校をきめるまでに、2ヶ月でできるはずが、四ヶ月、かかったとか、IEP は要求してから、30日以内にしないといけないのに、3ヶ月も開かれなかったとか、話しています。
司会の方の回答は。
「それは, Student Serviceの人に話してください」と問題を突っ返しています。下から、あがってきている問題を上の人であるCountyの人が突っ返してはいけない。会社でもあがってきた問題を下に再度突っ返すような会社は、先が見えています。
ついに親御さんたちは、
ムっとして、
「だから、前から話してるけど、担当の人に話してるのに、進まないから、ここで話してるんじゃないか!」と言い始めました。
ついに、学区のStudent Serviceのボスの人が、声を発しました。
「僕が責任をもたないといけない学生は、500名ほど。全員を完璧にみるのは、なかなか難しい、その500人が、一つの学校に集まっているわけでなく、いろんな学校に散らばっている。」と言い出しました。
これは、キャパを超えています。
うちの学区の学生の数は、3663人です。そのうち、500名はサービスを受けているとなると約7.33人に一人がなんらかのスペシャルな教育を受けている訳です。少ない。いま、5.5人に一人は、なんらかのサポートが必要だ政府から発表があったというのに..。
この話を聞いたときに、私は,
Student service担当の人の数が多い学区に住むというのも、いいサービスを受けれるという基準の一つにしても、いいんじゃないかな?と思いました。うちのように小さい学区で責任者一人で、その下でフルタイムの正社員で働いているのは、もう一人です。ですから、サンタクララカウンティ中の学区で、Specialの生徒の担当人数が3人以上担当がいない学区は、機能していない場合があるんじゃないか?と思います。
いつもは、いろいろ腹がたつことのある、学区のStudent Serviceの人も、
「上司がこれじゃあなぁ。。」
とちょっとかわいそうになりました。けど、親御さんたちからは、いろいろなアイデアも出されて、親は、みんなやる気があるんだなと思いました。
すごいなぁ。