自分の裕福度を知る計算方法

きのうから引き続き、リッチウーマン本の感想です。

この本で唸ってしまったのは、自分の裕福度を知る計算方法です。
それを割り出し、「今、自分は、どこにいるのか?」を理解します。
方法としては、

1.月の生活費をだします。
主な項目としては、

住宅ローン返済、固定資産税、火災保険、
家にかかる費用(電気代、通信費、ケーブル代等)
家賃、自動車ローン返済、自動車維持費、ガソリン代、
交通費(タクシー代、電車、バス代)
食費、外食費、娯楽、各種買い物(衣類、書籍、化粧用品等)、
新聞雑誌の購読、旅行や休暇費用、
子供(教育費、ベビーシッター、習い事等)医療保険
Gymやフィットネス費用、ペットにかかる費用、
庭等の維持費、自動車以外の乗り物、
教育的な活動費、駐車代、そのほか費用  等です。

  ※正直に書くことが大事。
  ついつい低めに見積もってしまうのが、普通の人の行動らしい。



2.自分が今持っているお金を計算する
 預貯金、株等 
  ※ここに、宝石や、高価な持ち物を入れてはいけない。
   それが売れるかどうかわからないし、
   持っているものを売るというのは、今の自分の生活を下げると
    いうことだからだ。



3.どれくらい裕福かを出す。
 2で出た金額を1で割る。そうすると、3.5や、7という数字が出てくるはず。
 これは、月数で、今日、仕事を止めた(首になった)ら、その数字の月数だけの生活をカバーするお金を持っているということだ。
 これだけではまだ計算式としては、十分ではない。
 最終的に
 (貯金:すぐに使える現金+働かなくても入ってくる収入)÷毎月の生活費=あなたの裕福度


この裕福度数を自分がいまから生きるであろう月数と同じくしておけば、裕福度は、満足な数字になる訳だ。

今、40歳でこの計算を女性がおこなったとすると、現在の日本女性の平均寿命は、86歳です。
ということは、この裕福度数の数を12x(86歳ー40歳)=552になるようにしておけば、今の生活を落とさずに安心して暮らせるというものです。
ちなみに現在40歳男性の場合、日本男性の平均寿命は、79歳ですので、
12X(79歳ー40歳)=468
になるようにしておけばいいということです。

年がいけば、養育費が要らないとか、いろいろあるとは、思いますが、これはあくまで今の生活を維持し、貧困にならないための数値です。
まったく数値もなく、
「なんとなく、安心」
で過ごすよりは、
「現在自分がどこにいるのか?」
を知るには、いい数値だと思います。



特に女性の場合、きのう書いたように、経済的に困る老人は、4人に3人。そのうち、旦那がいなくなる前は困っていなかった人は、80%です。ということは、この平均寿命をみれば、旦那さんより7年も長生きする女性は、7年間貧困生活になるということです。さらに、夫婦に年齢差がある場合、年差分がプラスになってしまう。例えば、3歳年上の旦那さんと結婚した場合、10年間貧困生活を余儀なくされる人が80%いるということです。

この本は、この働かなくても入る収入というのをいろいろ説明しています。興味のある方は、読んでみるといいかもです。
女性の生きざまとしても、いいかと。この不景気社会の中、女性が一人の人間として生きてゆくのを考えるときにも、とても参考になります。

結構面白い数字だったので、あげてみました。
これらのことを子どもたちにも話して考えてみようと思った私です。