呼び出しをくらう香穂

香穂が、学校で呼び出しをくらいました。カウンセラーから
「1時間目が終わったら来るように。」
と言われたそうで、1時間目の授業を香穂だけ15分早めにでて、カウンセラーに行くように、と指示されたそうです。
香穂は、
「げっ・・・。呼び出しで、怒られるんだ」
と考えたら、カウンセラーに怒られるような心当たりがいろいろでてきたそうです。(書類の不備とかそういうもので、呼び出される可能性がある香穂。私のように、いたずらではないところが、親子でも違う・・。)



なんとなく行くのが嫌で、廊下で本を読んで時間を潰していたら、
「香穂、お前、そんなところで何やってるんだ!」
と他の先生に怒られたそうで、
「いやぁ・・・カウンセラーに呼び出されたんですが、行くのが気が重くて」
って答えたら先生が、
「あぁ、そうだろうな、おれも、あれはめんどくさいと思う」
と言われたそうです。香穂は
「めんどくさいと思う????・・・・あっ。絵の注文だ。なんか描けっていわれるんだ。早く行かなきゃ!」
と思ったそうだ。絵の注文は、嬉しいので、速攻で、カウンセラールームにいったそうだ。




そしたら3人の先生がいて
「あっ、待っていたわ。」
と言われて、説明があったそうだ。この先生達が集まって説明っていうのも香穂にとっては、結構びびる状況の様です。
「香穂は、絵(Fine Art)の分野でスカラーシップ奨学金)候補生に我が校から1名代表で、選ばれました。学区全体の、面接で通れば奨学金がもらえるので、この書類を読んで学区全体のスカラーシップ候補提出準備をし、がんばってください」
ということを言われたそうです。



普通、こういうことは嬉しいことなので、帰宅して母親が自宅にいればすぐに、
「ねぇねぇ、お母さん!」
という事なんだろうけど、香穂は、夕方は、バンドの演奏会があったので早めにご飯を作ろうと思い、私が手伝いをお願いしたときに
「あっ、忘れてた。そうそう・・」と言い、自分の部屋に戻っていってしまった。

香穂の忘れてた、そうそう・・・というのは、たいてい
「大事な書類の提出忘れ」
なので、今からまた、友達にお願いしないといけないと頭の中で、時間の計算式がでて、
心臓が口から出そうになったけど、上記の話でした。




で推薦状と、応募書類をみると確かに大変。また、これも私がいろいろ助けないと行けない部分(例えば、画材を買いにいくとか)
ありそうです。私だけでは、わかりにくいので、プライベートでお願いしている進路カウンセラーの先生に相談することにしました。



それにしても、
「香穂は、絵が好きな癖に美術の時間も取ってないし、学校が開催する美術展のようなものにも出していない。
なのに、どうして香穂が絵が描けるってわかったんだろう?見てる人は見てるのね。」
と言うと、香穂いわく、
「私、学校の新聞の挿絵をずっと描いていたし、バンドのみんなの絵は飾られてるし、アリスワンダーランドの舞台は、うちは、シアターがないので、カフェテリアに飾ってあって、どの先生も見てるしな。」
と言ってました。あぁ、そういうことね・・。私は詳しく知らなかった。(←絵が苦手な私は聞いても忘れる)

とりあえず、がんばって準備しようね。
とにかく、おめでとう。地道でめだたない香穂が目立つってすごいことだよ。
我が家は貧乏なので、スカラーシップはありがたいです。