待ちに待った渡の身分証明書が到着した!

渡の待ちに待った身分証明書が到着しました。

サインをすごく性能のわるい機械に電子ペンの用な物で書くのですが、すごく写りが悪い。
渡は納得いかず....。だったのですが、このままになりました。

この州が発行する身分証明(State ID)は、誰でも何歳でもとれます。
中学生や高校生になったら、取得しておくのがいいでしょう。
というのも、迷子になったり職務質問された時は、渡のような子供は答えることができません。
そうなると連行されたり
することもあるのですが、身分を証明するものがなければ、親が迎えにいっても引き渡しの時に結構手こずるといわれていたからです。



それもそうでしょう。子供が話さなければ、
「ちょっとみた雰囲気で、私が親だってわかるでしょう!」
といくら親が言っても警察が人を引き渡すはずがありません。警察が万が一全く関係ない人や、間違った人に引き渡してしまっただけでも問題なのに、さらに犯罪等に巻き込まれたら大変です。



渡は人の質問に100%スムーズに答えることができませんし、5W1Hの質問では
「なぜ?(Why?)」
で聞かれて、うまく明瞭に答えることができません。なぜ?は、わりと良く聞かれる質問です。
警察の質問にきちんと答えられない場合は、困ったことになります。


私がこの身分証明書を取ろう!と思ったのは、ある日の事がきっかけです。
何ヶ月も前にたまたま家にいたパパと近くの小学校にでかけた渡。
パパは、自分の野球の練習をして渡のことを見ていませんでした。
そこへ警察がやってきて、渡に近づきました。渡は自分が連行されると思いパニックに。
それでも警察の人は、さらに渡に近づいて来たので、渡もさらにパニックに!
ここで渡が完全にパニックに陥って、警察の人を押していたり、自分を叩いていたりしたら、連行されていたことでしょう。
警察の人は
「おちついて。」
と優しい声で言ってくれて
「君に話がある訳じゃない」
と言ってくれたようです。



警察が来た理由は、学校の屋根にいたずらっ子が登って走り回っていて、落ちたら危ないので、小学校で休日出勤していた先生が通報したそうです。
パパが野球の練習をして、なにもすることがない渡はうろうろとしていただけなのですが、やはり警察が近づいてくると渡だって誰だって、
「なんだろう?」
と思いますよね。
こういうなにもしていないのに巻き込まれることもある。というのを学びました。


この話をスピーチセラピーの人にしたら、
「高校生になったら、行動範囲も増えるし、体も大きくなるのでIDを持たせた方がいいですね。」
といわれて、夏休みの間に申請しました。

カリフォルニアの場合は、申請はここでできます。
値段も高くないので、ぜひお勧めです。


そうおもっていたら、新学期に入って担任の先生からも指示がありました。
うちの担任の先生はとてもきっちりしているので
「高等部の生徒は、身分証明を(State ID)を取るように」
とのことのようです。


我が家はすでに取得してあったのでお話したら、
「Yumi, God Job! 他のお母さんもすでにとってるので、あと数名だけだわ」
とのことでした。
みんなやっぱりもってるのねー。