イギリスの自閉症の就職率とサポートサービスの申し込みの煩雑さは関連している

イギリスのニュースです。
BCCニュースからです。
自閉症の求職者を無価値とみなすな。
Tuesday, 13 October 2009
ナショナル・オーティズム・ソサイエティ(NAS)は仕事を見つける機関でジョブセンターのプラススタッフが、自閉症の理解にかけると言います。最高責任者のマーク・リバーは、言います。
自閉症の人がサービスを利用する時に、”混乱や手続きの遅れや不安と差別的な扱い”経験したことがあるといいます。
イギリスでは、働くことを望む自閉症が 30万人以上はいると言われています。
しかし、15%しかフルタイムの仕事に従事しておりません。
プラススタッフは、自閉症に対して理解が必要です。さらに政府は、自閉症のコーディネーターを調整しなくてはならない。自閉症者が雇用補助をする慈善団体に申し込みをするのには、自閉症者にとっては、多くの困難を体験させます。これらの申し込みの課程は、融通が聞かず、困難を強いられます。」
ポーラ・ワームビーさんは、自閉症で、この課程を行った。しかし、彼女が添付した精神科医の診断は誰も読んでおらす、誰も自閉症を知らず結局、自分の必要な援助を受けるために裁判をしなくてはならなかった。彼女は言います。
「このシステムは私たちが働くという事への助けにはなっていない。」
陳述によると、
「私たちは、自閉症の人たちが自分の代わりに説明してくれる人を連れてくるということに非常な困難なプロセスがあるということを理解する必要がある。私たちは、ベストのサポートをする決意をしている。それは、もっと広く個人を広く理解し、出来ないことをいうのではなく出来ることを見つけることが重要だ」


〜思うこと〜
こんな感じの内容ですが、たしかに政府への提出書類の中には、煩雑なものが結構あります。
私たちの地域でも今回シュワルツネガーの福祉予算の削減をうけて、障がいのある人たちや老人介護を政府の介護手当を使って行う場合は、指紋押捺が義務づけられます。障がいのある人たちへの介護へ政府が払う料金は決して高いものではありません。なのに、指紋の押捺や煩雑な書類の提出をせねばなりません。その書類の記入にかかる時間には時給は支払われません。多くの若い人は
「こんな面倒な書類をたくさん書いて、指紋まで押すくらいだったら、スタバやマックで働く方が楽だよねー。そっちのほうがお給料高いし。」
と言う人が出て来てもしょうがないかな?という感じです。とくに自閉症の場合、各自によってのニーズが違いますのでそれだけでも大変です。これだけ世間にIT技術が普及しているのに、福祉関係の手続きだけは、いまだに30年まえと対してかわらず、さらにいろいろな問題が起るごとにその手続きに関わる人への書類記入義務はどんどん増えてゆき、軽減されることはありません。このあたりの問題を解決してゆかないといけません。