理系の人々

日本で見つけた本です。

理系の人々 2

理系の人々 2

これは、夏に日本に一時帰国した時に購入しました。先に2巻を見つけて読んで爆笑してしまい、飛行機にのる間際に成田空港で一巻を購入。
うちの会社は、コミュニケーションアプリのVoice4uを作っていますが、それ以外にもiPhoneや、アンドロイドで動作するアプリも開発しているので、理系が多く出入りします。
最高に面白いのは、この理系の人々にでてくるような人がシリコンバレーと呼ばれる私の住む地域には、たくさんいること。


先日、笑ったのは、会社の整頓を兼て、掃除をしていた時のこと。
私達は、1mくらいの長さのいらなくなったゆるやかに曲がったスチールのチューブを部屋の外のゴミ箱へ捨てるために運んでいました。
私は欲張って3本ほど一度に持ち、運び始めると外のコンクリートの上に、そのマカロニのように曲がったスチールの筒を一つ落としてしまった。
「あっー。」
拾えない・・。2つのスチールを抱えているために、落とした一本が拾えません。
落としたスチールのチューブは、揺るやかに曲がっているために、クワン・ワクンと音を立てながら、まるで生きてるかのように規則的な動きをして揺れています。

そこに後ろからうちの開発リーダーがやって来て、それをじーっと眺め
「減衰係数って、結構長く続くんですねぇ・・。」
と感心してつぶやいている。
私が、
「あのさー・・・・。」
って言うと途中で遮られて、
「あっ、減衰係数っていうのはですね。このように曲がったチューブを落とした時にも起こるんですが、例えば、典型的な二次系のシステム (2nd order system) だと

ζ(ツェータ) のことなんですが・・・」
「あのさーーー!!!!!!係数なんてどうでもいいからさ!!!私がおとしたスチール拾ってくれない?ここは見たら、すぐに拾って運ぶ場面でしょうが!!」
と言われてしまった開発リーダー。耳まで赤くなって小さくなり
「すみません・・・。そうでした・・・。」

スチールはすぐにゴミ箱に消えてゆきましたが、うちの開発リーダーは物を見ると、常にああいう難しい数式が浮かぶのか?と思うと、ちょっと不安な毎日です。
シリコンバレーに多い理系のお話でした。
##よしたにさん、ネタですよ。(笑)