推薦教授に「大学なんて辞めちまぇ!」と言われたその後

コスチュームの授業を推薦してくれた教授
「Pepperdine大学なんて辞めちまえ!」
と言われた香穂のその後。

どうも母親のようだと思い、立ち直った香穂は、このコスチュームデザインの授業を推薦してくれた教授にアポを取り、話してみたそうだ。
「質問があるので。」
ということで、推薦教授の元に行った香穂。
教授に
「すみません。聞きたい事があるのですが・・。」
教授には、
「何?」
と言われて、香穂は
「先日、私に<Pepperdine大学なんてやめてしまえ。A大学に移れ。>とおっしゃいましたが、あれは、あなたがその大学出身だから、言った話なのか?それとも、私がその大学に本当に向いていると思ったから言った話なのか?どちらか?」
と詰め寄ったようです。

そのとき教授はにっこり笑って、すごくおだやかな顔になったそうです。その顔が母の顔そのものだったそうです。その笑顔のまま彼女は
「私があなたにA大学を勧めたのは、あなたは、A大学でやって行ける実力はあると思ったから。さらに、私がA大学出身で教鞭を取っていたので、A大学のことは詳しいので、あなたならそこで自分を磨けると思ったから。そのためにもいい大学だと思ったから勧めた。だから、答えは両方ね」
とニコニコと言われたそうです。

香穂は母の笑顔をした教授をみて、ほっとして1週間悩んだ自分がバカのように思えて、
「わかりました。考えてみることにします。」
と答えたそうだ。

俄然、やる気になってきた香穂。

私は話を聞いて、大人になった香穂を見ながら、自分に合った大学に入ったんだぁー。
と心から思いました。1週間、へこみながらも考え抜けば、それなりに答えもでるでしょう。
1週間かかった難しい宿題だったね。解けてよかったね。