渡の検査が無事最初のターム終了

渡の検査の2日目が終了しました。残りの3日は2月に入って行われます。
きのうはずいぶん大変だったらしいので、今日は、クリニックに行くのを嫌がるかな?と思ったら自分から、30分前に
"It's time! Go to the doctor."
と自分の鞄を持ちでかける準備を始めました。驚き。たぶん、クリニックの先生から、10時半に家を出るのよ。言われたのでしょう。

昨日と同じく、私は1時間半の自由時間があったのですが、きのう800問の問診票が手渡されたので、答えねばならず。難行苦行です。

とにかく先生は検査がしやすいらしく、
「今日は絶対にお母さんに言っておかないといけないわー。彼は本当にHard worker(勤勉者)だわ。すごいがんばり屋さんね。よく話も聞くし、ほんとやりやすいわ。」
と言われました。驚きです。6〜7年前は、
「渡の検査は本当にHard Time(多動で、ほんの少しでも一緒に時間を過ごすことができない。)です。お母さん、そばを離れないで!」
といつもいわれていたのに、ここ5〜6年少しづつ、ずいぶん変わりました。なんだか180度変わってしまった別人の様です。

たしかに、最近は勉強が面白いらしい。特に数学を教えてもらってるときは、いつもは揺れる渡が、ぴたっととまり、教えてくださってる方の鉛筆と紙から目が離れません。これは、10年近く公文や宿題をしたので、その結果だとおもいます。さすがに10年近くやれば、いくら渡でもなれる様です。相当集中しています。勉強したあとは、頭がクリアになるのか、問題行動が少ない。たぶん公文をやっていなければ、こんな渡は居なかったかもしれません。最初は、公文も5秒が限度だったのにねぇ。鉛筆をもたすところで、
「はいおしまい。」
もありました。


けど、渡自身も、とても人を見るので、この大人(セラピストなど)ちょっと甘いな。と思ったら、すぐに足元をみます。ブロッコリー事件でもそうでした。

今回の先生は、すごくしっかりしていて、隙がないというか、自閉症を熟知しているので、渡も観念した部分があるようです。さらに思春期に入って渡自身が変わったことは
「優しいだけの人は、あまり心地よくなくなってきた。」
というのも、あります。優しくなんでも受け入れてくれる人というのは、思春期の男の子にとっては、ある意味子供扱いのように思うようです。
「子供扱いが悔しい。僕は男なんだから、ちゃんとティーンに接する態度で接してほしい。」
というのもたまに伝わってくることがあります。そういう所をみると、
「男の子だねぇ」
と思います。


私はきのう遅くまで問診票をやっていたので、相当眠く私のほうが今日はクリニックにいくのは、嫌だなーと思っていたくらいです。
私の方が後退しているなーと思った今日でした。