自閉症のコンピューター中毒
会社で仕事していると、私に会いに突然いらっしゃる方がいます。どうも住所を調べたりしていらしてくださるようですが、最近は外出も多くいない事もあるので、せっかくいらして頂いても、お会いできない時もあります。どうぞ一言ご連絡いただければ、うれしいです。
そんな中、一名の中国人の方が突然いらっしゃいました。甥っ子が自閉症だといいます。兄弟(甥っ子の親)の心配事は、甥っ子さんが、コンピューター中毒であること。大好きなんだそう。コンピューターはいけないのではないか?という悪い方向にいろいろ心配しておられる訳で・・。
いやー、これは、私たちが昔よく言われた「テレビは子どもによくない。」という話とおんなじだと思う。
だから、何をみるか?が問題なのであって、将来に直結するようなこをしていれば、それは結果、いい事になるのでは?と思うのです。さらに言うと、現在テレビの技術的なお仕事をされている方の中には、もっと小さいときからテレビみてればよかった。とおっしゃるかたもいるだろうし、コンピューターのコードを書かれる方では、4歳くらいから書いてたら、いま、楽だろうなーと思われる方もいるかと。わかりやすくいえば、イチローさんとかでも小さいときから野球ばかりしていたようですし、エジソンも発明ばかりしていました。これは私が三育学園の吉田校長先生に教えて頂いた御本にもあります。「ばかり」をしないと技術は開発されない訳で・・。うちの開発リーダーもコードを書く時はコードばかり書いています。
シリコンバレーに住んでて思うのですが、やはり美しいコードを書く方ってコードばかり集中して書く方が多い。
こう考えると自閉症に対してのスピーチセラピスト(言語療法士)や、ABAのセラピストは相当数いますが、2〜3歳の時からでも自閉症にコードを書くことを教えるセラピストがもっと大量にいてもいいと思う。
問題は、コンピューターに中毒になる子どもではなく、その中毒性をいかして、コンピュータを使ってできる無限の力のことを教える大人が周りにいない事なんじゃないか?と思う。
そろそろシリコンバレーから、「自閉症にコードを描く事を教えるセラピー」が出て来てもいいんじゃないだろうか?と思う。コードはみなさん各自で学ばれる様ですが、とっかかりみたいなものを教えてくれるセラピーですね。そういうのがあればいいなぁ。うちの渡もコンピューターが好きですが、多動がはいっているので、ちょっと難しそうですが。けど、やっぱり好きなコードを書く事が好きな子どもが多いと思う。コード書いてたら、自閉症の症状が出にくいのよ。という子ども増えそうです。
渡でも、お得意はショルダーハッキング。(肩の後ろ当りからのぞいてから、暗証番号を盗む)盗んでいる時は静かです。
私のiPadは、暗証番号ロックが掛かっています。渡は公文をやったり、私が他の方とお話してしまい帰る時間になっても帰れない時に使えます。けど、番号ロックがかかっているので、普段は使えない。
ある日、渡は公文をやって、私が知り合いと話していて終わりそうにないので、iPadを貸せといいます。話していたので、渡への返事が遅れてしまった。
そのときの渡の説明が最高。
「ママ、iPad使っていいって言ったよね!!!じゃ、早く、XXXXって番号押して!」
ってなぜか暗証番号を覚えて、大声で番号言ってるし。
だったら、自分で押せばいいのにと思う。(笑)そこは、渡としては、律儀に
「やはりママが必死で登録したんだろうから、ここはひとつママの努力を無にしてはいけないだろう。」と思ったのかもしれません。数日前から使い始めたあまり意味のないiPadのパスワード
けどいつ盗んだんだろ?見えないようにすごく気をつけていたのに。