シュワルツネガーの予算は、いったい障害者や子供に何をもたらしているのか?

シュワルツネガーの予算案がカリフォルニア州の議会で可決しました。
さて、この予算はどうなるのでしょうか?
福祉サービス、教育を削ったこの予算案。小学校のクラスの定員が、ひとクラス30名になります。香穂の時代は、なんとひとクラス18人定員でした。いい時代でした。
我が家には、渡がおりますので、私が一番気になったのは、福祉関係の記事です。
以下がその記事です。

シンディー・フォークナーさんは、ハーフ・トライアスロンの選手でした、水泳も自転車もそして、走ることも彼女は得意でした。けど、それは、11年前までです。彼女は、11年前にアパートの外で滑って転び脊髄を傷つけて下半身不随になってしまいました。彼女は、独立した生活を営むために、病院とナーサリーホームで、数年を過ごしました。そして、現在障害者用にアパートに住み、IHSS(In Home suport service)1時間12ドル35セントで洗濯や、掃除をしてくれるヘルパーさんを雇っていました。

ところが、議会は、2000人のIHSSの対象だった人たちのサービスを打ち切りました。
理由は、「彼女を障害者とするには、充分ではない」と認めたからです。

さらに障害者と老人等に与えられるMedical(政府が支給する医療保険)も削減されて、7月1日から歯医者の保険もなくなりました。彼女は言います
「私は、親族の中で頼れる人を探さないといけなくなった。けど、失っているのは、わたしだけではない。私を助けてくれている私のヘルパーさんは、24歳で独身で小さな子供が2人居ます。彼女も仕事をカットされたのです。」

こんな記事を読んでしまうと、我が家の渡なんて、障害者じゃなくなりそうです。彼はどこの誰がみても立派な?自閉症児です。
それなのに、この予算案のおかげで福祉サービスなんて、カットされてしまう可能性大です。
「問題行動は学校で解決してくださいね。IEPでよく話し合って。うちは、問題解決するセラピストじゃないから」
とか、言われそうですね。

いったい何を基準にこんなことをしてるんでしょうか?

渡に例えて言えば、
どんなに渡の福祉予算をカットをしても、
「渡は自閉症で人の助けがないと生きていけない」
という事実は不動です。そんな人は渡以外にもたくさんいると思います。


普通の子供だって、小学校で、小さい子供がクラスに30人もいれば、おとなしめの子供さんは、ずーっと先生に質問もできないし、学区でもヘルパーの先生の首を切っている(ロスの学区では、2000人の先生の首切りを実施しました)ので、授業がわからず落ちこぼれてゆく子供が山のように増えそうです。特に低学年のころは、まだADHDや、LDが判明されずに、普通学級でやっていかないと行けない子供もいます。その子どもたちは、忙しい先生にどうやって助けを求めるのでしょうか?


悲しい政策にしか私には、聞こえないです。声をあげにくい障害者や子供にもろに影響が起っているこの政策。どうにかなりませんかね。